看護師、メンタル的にも体力的にもしんどすぎる。
看護師向いてないし、全然違う仕事の方が合ってるのでは?
でもこれまで看護師しかやったことがないのに、別の仕事で食べていけるのかな……
この記事に目を留めてくれた方なら、こんなふうに一度は(もしかしたら何百回も!!)思ったことがあるかもしれませんね。
こんにちは。
助産師(看護師)のミノリです。
わたしは、産婦人科病棟で新卒〜3年働いたあと、1年間事務の仕事を経験しました。
何を隠そう、新人の頃には3秒に1回辞めたくなっていました!!
この記事では、実際に看護師▶︎別の仕事に転職してみたからこそ分かる、
- 看護師から別の仕事に転職するメリット・デメリット
- 転職すると決めたら何から始めたらいい?
- でもやっぱり臨床から離れるのが不安なときの対処法、考え方
などをまとめました。
この記事を読めば、明日、少し前向きな気持ちで職場に向かうことができるはずですよ。
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
看護師から違う仕事に変えるメリット
実際に看護師(助産師)を1度辞めて、別の仕事に転職した私が感じたメリットは、ざっくり次の5つです。
- 生命に直結している緊張感から解放される
- 規則正しい生活が送れて体調が整う
- みんなが休んでいる時に休める(土日祝・毎週連休!!)
- 休み時間がきっちり取れる・外出できる
- 人間関係のストレスから解放される(かもしれない)
1つずつ見ていきましょう!!
生命に直結している緊張感から解放される
まずは、何と言っても「自分がやったことが、誰かの命を奪うことになるかもしれない」という緊張感から解放されたことがメリットとしていちばん大きかったです。
私は助産師で、分娩介助がメインの仕事だったので、赤ちゃんとお母さんの2つの命を預かっているという緊張感が常にありました。
もちろん、責任感・緊張感をもって仕事をすることは当たり前ですし、だからこそのやりがいや、収入の高さもあります。
ただ、実際に看護職を離れて事務の仕事を始めてみると、
私が何かミスしても、誰の命も奪うことはない……!!
と、助産師をしていた時は大きなストレスを感じながら働いていたことを改めて実感しました。
規則正しい生活が送れて体調が整う
助産師から転職後、私は一般的な平日9時〜17時の事務の仕事につきました。
昼に活動して夜は寝る、という「人間らしい」生活を送るようになって、体調がめちゃくちゃよくなりました。
・夜勤中にストレスで深夜に爆食い
・夜勤明けも食欲が暴走してやけ食い
・慢性的な胃もたれ、肌荒れ……
看護師なのに不健康…!!
ほんとうに、1年に3歳くらい肌が年老いていってると感じていたよね!!
助産師時代はPMS(月経前症候群)もひどくて
ダメだ、世界から消えてなくなってしまいたい……
と本気で思うほどメンタルの落ち込みが大きかったのですが(そのためピルを飲んでいました)
転職後は、ホルモンの状態も落ち着いたのか、大きな気持ちの落ち込みもほとんどなく過ごせるようになりました。
特別なことはしていなかったのですが、ストレスで食に走ることが少なくなったこともあり、体重も減って肌も綺麗になりました(当社比)。
みんなが休んでいる時に休める(土日祝・毎週連休!!)
世間では3連休、ゴールデンウィーク、お盆休み…なんてニュースで聞いても、他人ごとという方が看護職には多いと思います。
わたしも月ごとに休み希望を出すことはできたのですが、
特に新人の頃は
・土日祝には休みにくい
・連休は申請しにくい
と感じていました。
ですが土日が休みの仕事に就けば、
- 連休でしっかり心身を休めてリフレッシュできる
- 家族や友人と予定を合わせて遊びに行ける
- 週末に開催されるイベントなどに参加しやすい
- 連休で遠出、旅行もしやすい
などのメリットがありました。
最初は、
え!! 毎週連休があっていいの!?(月1しか連休なかった人)
と戸惑っていました笑
休み時間がきっちり取れる・外出できる
事務の仕事に転職してカルチャーショックだったのが、
休み時間、本当に1時間まるまる取っていいの……?
休み時間に外でランチ!? ドラマの中だけの話じゃなかったんだ……
という衝撃でした。
病棟看護師(助産師)であれば、休み時間はあってないようなもの、ということも多いのではないでしょうか。
私が病棟勤務の頃は、その日ごとに患者さんを担当していました。
1人ずつPHSを持っていて、患者さんに番号を知らせてナースコール代わりに呼んでもらっていたんです。
分娩係であれば、お産の進行に合わせて休憩をとらなければならず
(休憩とっていなければ、それはそれでアセスメント出来てないとリーダーに怒られる……)
比較的落ち着いている産後のママ・ベビー担当のときも、休憩時間中に授乳の時間がきたり、困ったことがあればすぐに呼ばれ、気もそぞろに昼食をとっていました。
ナース服(スクラブ)で働いていたので、外に出ることもできず、通勤途中に買ったお弁当をかき込む日々でした。
もちろん、病棟勤務時代も、余裕がある日もありましたし、慌ただしい中でも同僚や先輩と大変さを共有して色々話しながら休憩時間を過ごした日々はいい思い出でもあります。
ただし、転職したわたしは、
カップラーメンだって食べれる(誰も急に私を呼び出さない)!!!!
という幸せを知ってしまいました(もう戻れない)。
人間関係のストレスから解放される(かもしれない)
看護師は女の社会で面倒くさいことが多い。
こう感じている方は実際多いと思います。
私は産婦人科の助産師だったので、数人の男性医師を除いて、本当に女性ばかりの職場でした。
- あの先輩は朝は機嫌が悪いから、話しかけるのはやめておこう…
- この先輩とあの先輩は仲が悪いから……
などなど。
ここでやっていけたら、どこでもやっていけるわ
と人間関係については言われるほど濃厚な職場で、新卒から数年を過ごしました。
もちろん職場によるとは思いますが、少なくとも看護師あるあるの
- 看護師に向いてないと言われる
- 人間性を否定される
ようなゴリゴリ精神を削られることなく、
いい意味で興味を持たれず、人間関係についてはストレスフリーで生活することができました。
看護師を辞めて違う仕事をする不安・デメリット
看護師から他の仕事に転職するのは、もちろんいいことばかりではありません。
転職前に不安もあったし、実際に転職してみて「あれ、違うな……」と感じたこともありました。
こうした不安・デメリットについて次は見ていきます。わたしが感じたのは、次の7つです。
- 収入が大きく減る可能性が高い
- 平日に休みが取りづらくなる
- 平日5日連続で働きつづけるのがしんどい
- 看護師としての経験しかないから、別の仕事で通用するのか不安
- 看護師としてのスキルが低下してしまう不安
- 看護師免許がもったいないという気持ち・周りの意見
1つずつ考えていきましょう。
収入が大きく減る可能性が高い
いちばん大きいのは、やっぱりお金の不安ですよね。
看護師(助産師)は、夜勤手当など各種手当が多いことから、同世代よりは収入が高いことが多いと思います。
看護師と、わたしが転職した事務職を比較するとこんな感じ!!
職業 | 平均年収 |
---|---|
全国平均 | 420万円 |
看護師 | 499万円 |
事務職 (事務アシスタント系) | 334万円 |
平均とはいえ、かなり違うね!!
看護職を離れてこのお金の不安に対処するためには
- 何年間、と期限を決めてやってみる
- 派遣などで看護師での収入を最低限キープしながらやってみる
といった選択肢があるのではないかと思います。
期限を決めてやってみて、うまくいったらそのまま続ければいいし、
やっぱり看護師が向いている! となったら戻るのも全然ありですよね。
平日に休みがとりづらくなる
一般的な月~金で働く仕事になると、メリットであげた「みんなと同じ時に休める」のとは逆に、
平日休みが取りにくくなります。
有給休暇がとれるようになればまだいいんだけどね…
カレンダー通りがいいか、そうでないか。
どちらも一長一短で難しい!!
平日5日連続で働き続けるのが辛い・しんどい
これは看護師あるあるだと思うのですが、病棟勤務の看護師にとって5日勤は慣れるまで相当つらいです。
3日勤…かなりキツい!!
4日勤…もう限界。これ以上は無理!!
5日勤…ムリムリムリムリ無理無理無理無理∞∞
と本気で思っていました。実際、働き始めてしばらくは週の後半は帰宅▶ごはん▶風呂▶寝る、みたいな生活でした。
でも大丈夫。これは慣れです。断言できる。
いや、だいたいの社会人は週5日連続で働いてるからね。
いや違うんだって。看護師にとっての5日勤はホントに無理なんだって(終わらないこの話)
もちろん平日5日間連続で働く仕事ではなく、シフト制の仕事を選ぶこともできますよね。
緊張感がなく毎日が単調に感じてしまって物足りない
どんな仕事であれ、最初は初めてのことばかりで覚えることも多く、退屈に感じる暇もないでしょう。
しかしある程度業務に慣れてしまうと
毎日同じことの繰り返しで刺激が足りないな……
と思う方もいるようです。
失敗したり凹んだりすることがないかわりに、
緊急時のアドレナリン全開になる感じ、乗り切った時の高揚、喜びを感じることもないかもしれません。
私自身は「いつもと同じ」が大好き。臨床を一度離れようと決めたのも、毎日の緊張感に疲れてしまったのが、大きな理由の1つです。
ですが、あの脳みそフル回転、頭身体も総動員、達成感!!が好きな方は看護師を続けることが向いているかもしれません。
看護師以外のスキルがない(と思い込んでいる)
看護の世界しか知らずに看護師になった方は特に、「自分には看護師としてのスキルしかない」と思っているかもしれません。本当にそうでしょうか?
- 看護師だからこそ得られた、他の仕事にも活かせるスキル
- あなたがまだ気づいていない資質・スキル
そうしたスキルがきっとあります。
この先の項目でそれぞれについて書いているので、ぜひ読み進めてくださいね。
看護師のスキルが低下してしまう
医療の現場は新しい知識や技術が更新されていきます。
技術の1つひとつは、日々繰り返し実践していくことで磨かれ、スキルも維持されていると感じる方も多いでしょう。
わたしの新卒の時の同期はもう中堅〜ベテラン域ですが
分娩介助なんて、自転車に乗るみたいなもんだよ〜
身体が覚えてる!!
やってみたらすぐに勘が戻るよ〜!!
と言います。
臨床から離れて何年も経つわたしには、もう一度臨床に戻るハードルはとてつもなく高く感じます。
でも、友人のいう通り、覚悟を決めて戻ったら、案外すぐに勘が戻るものなのかもしれません。
いつか臨床に戻るかもしれないと少しでも思っているなら
- 看護師・助産師向けの専門誌に目を通して最新の知識を更新する
- 派遣などで時々で良いので看護師としても働く
などの、看護師のスキル低下を防ぐ対策がとれるかと思います。
わたしはいつか臨床に戻ることも考えて、助産専門雑誌を定期購読して目を通すようにしています。
定期購読にすると、毎回買う手間が省けるし、1冊ずつ買うよりお得です。
お金出したのにもったいない!! と思って読みますしね。
フジサン(Fujisan.co.jp)だと、レビューを投稿すると定期購読申込時に使える500円割引ギフト券がもらえるので更にお得でおすすめです。
看護師免許がもったいないという気持ち・意見
せっかく助産師(看護師)の免許を持っているのに、
わざわざ安い給料で違う仕事をしなくてもいいんじゃない?
こう言われることはとても多かったし、自分でも思うことがありました。
ただし、これは地域差が大きいです。
看護師の時給の方が高いはず、と思い込まず色々な職種の求人を調べてみることをおすすめします。
わたしが後に移住した沖縄の場合、
- 地元の病院の助産師パート▶時給1200円
- 全国チェーンのタピオカドリンク店▶時給1000円
でした。
命を預かる責任と緊張感が1時間200円の差しかないなら、タピオカもいいかも…
とぶっちゃけ思いました。
あなただけの、一度きりの人生です。
看護職は確かに素晴らしい職業ですが、あなたがつらい思いをしながら毎日働いているなら、一度離れてみる選択肢もありだと思います。
自分が求めているもの(例えば、精神的安定)と、収入などの妥協点を探っていくのが大切ですね。
看護師が別の仕事に活かせる資質・スキル
看護師は、看護の世界しか知らないから視野が狭い、と言われることもありますよね。
わたしは、看護職にはすごいスキルがあると思っています。
ざっくりまとめると、次の3つです。
- コミュニケーションスキル
- 個別性に応じた対応が得意
- マルチタスクどんとこい
- 基本的なパソコンスキル
1つずつ見ていきましょう。
コミュニケーションスキル
看護師は、女性が多くを占める職場が多く、何が大変って人間関係が大変!!ということも多いでしょう。
わたしは事務職に応募したとき、男性の面接官から
うちの職場は、その……長年働いている女性もいて、あの、その辺は大丈夫ですか?(ごにょごにょ)
いう質問がありました。
70歳近くまで、40〜50年務めている大先輩も多い職場で働いていました。
もちろん性格の合う方ばかりではなかったですが、大きな人間関係のトラブルはなかったです(ニッコリ)
と答えると、めちゃくちゃ反応がよかったです笑
厚生労働省の調査によると、令和2年度の離職の理由の第1位は「職場の人間関係が好ましくなかった」です。
もちろん明らかなパワハラ、セクハラはきちんとしかるべきところに訴えて、その場を離れる決断が必要なときもあります。
あなたが思っている以上に、他者をケアしつつ、職場の人間関係もそつなくこなせることは素晴らしいスキルのうちの一つです。
個々に応じた対応が得意
看護職だと、学生の頃から「個別性」「個別性」と耳にタコができるほど指導されてきたと思います。
看護職にとって、相手の理解力などに合わせて対応を変えていくのは基本中の基本。
ですが、事務職や行政で働いてみて分かるのは、「限界を示しながらも、個別性に合わせて柔軟に対応を変えていく」のは、そんなに普通のことではないということです。
先に書いたコミュニケーション能力に加えて、
- 臨機応変さ
- 柔軟さ
こうした能力は、目に見えて示しにくいですが、他人と協働していく上で、とても重要です。
マルチタスクが得意
看護職なら、マルチタスクが得意!という方が多いのではないでしょうか。
もしくは、マルチタスクが苦手でも、その自覚があって自分なりの対処の仕方を身につけている場合が多いように思います。
ああ〜何時にオペ出しだからアレしてコレして〜それまでにあの患者さんのソレもやって〜
優先順位をつけて、どんどんタスクをこなしていけるのは、どんな仕事についても活躍できる基礎になる能力です。
基本的なパソコンスキルがあることが多い
高度なパソコンスキルがあるには越したことはないですが、看護職が勉強したり仕事で身につけてきたスキルで最初は十分なことがほとんどだと思います。
電子カルテが導入されている病院で働いてきた方は、ブラインドタッチは問題ないでしょう。
そうでなくても、学生時代〜就職後の看護研究で使ってきた、WordやExcel、PowerPointの知識やスキルは十分使えます。
1人1台スマートフォンを持つ現代では、パソコンスキルがない若者が増えています。
パソコンスキルが不要な時代が来るのかもしれませんが、それはまだ少し先になるでしょう。
「基本的なパソコンスキルがある」のは、あなたの武器の一つになるはずです。
看護師から違う仕事をしようと思ったときにやること
看護師を辞めて別の仕事をしたいと思ったとき、
- 看護師を辞めたい理由は何か
- 自分がやりたい・向いている仕事は何か
をじっくり考えてみることが重要です。
とにかく今の仕事を辞めたい!!
と思ったとき、
本当は看護師の仕事が好き・向いているのに、
現在の職場が合っていないだけかもしれません。
逆に、看護師として働いてみて初めて
- 周囲とコミュニケーションをとるより、コツコツ1人でやる仕事の方が得意。
- 瞬時に物事を判断するより、じっくり物事を考えるほうが向いている。
と思ったのかもしれませんね(わたしのことです)。
ちなみに、看護職の資格をいかして、病棟以外の職場で働くという選択肢もあります。
わたしは現在、市町村の保健センターで母子保健の仕事についています。
自分のペースでコツコツ仕事ができて、病棟で働くよりずっと向いているなと思っています。
いずれにせよ
- 自分のことをもっとよく知る
- どんな選択肢があるのか視野を広げる
- 行動に移してみる(休む、ということも含む)
ということが大切です。
それぞれについて見ていきましょう。
自分のことをもっとよく知る
漠然と「自分のことを知る」と言ってもなかなか難しいですよね。
ここでは自分に向いていることを知るヒントになるツールを紹介します。
紙に書き出して思考を整理する
もやもやと頭の中で考えているだけでは、グルグルと同じところを回っているようで、考えがまとまらないことはよくあります。
考えていることを、まずは頭の中から出してみることが大切です。
紙に書くやり方は、どんなやり方でもいいのですが、何かとっかかりがある方がやりやすい方は、本を参考にするのもおすすめです。
信頼できる誰かに話してみる(できたら他職種の誰か)
書くことで自分の思考を整理できる方もいますが、
誰かと話しているうちに、整理できるタイプの方もいます。
また、自分のことは実はよくわかっていない場合も多いです。
信頼できる友人などに、
- 自分のいいところはどこか
- どんなことが向いていると思うか
聞いてみましょう。
自分が思ってもいないところを美点だと感じてくれていたり、
自分では当たり前で誰でもできると思っていたことが、他の人には真似できないことだったりすることもあります。
同じ看護職同士では、愚痴を言いあうだけで終わってしまったり、看護職以外で活かせる長所や特技が分かりにくかったりする場合もあるので、
できたら全く違う職種・業界で働いている方に聞いてみるのがおすすめです。
グッドポイント診断をやってみる
リクナビNEXTに登録すると、才能(強み)を分析することができる「グッドポイント診断」を無料で受けることができます。
18種類の強みのうち、上位5つが診断されます(診断結果は8568通り)。
18種類の強みは、親密性、現実志向、慎重性、冷静沈着、社交性、挑戦性、独創性、決断力など
また、診断された強みがどのような仕事の成果をもたらすかも説明されます。
診断を受けるのに30分ほどかかりますが、無料で受けられるので、まずは一度やってみると新たな発見があるかもしれません。
クリフトンストレングス・テスト(ストレングス・ファインダー)を受けてみる
有料にはなりますが、もっと詳しく自分の強みを見つけたい!! という方には「クリフトンストレングス・テスト」を受けるのをおすすめします。
これまで「ストレングス・ファインダー」と呼ばれていたものが、リブランドされて「クリフトンストレングス」となっています。
これまで世界で2500万人以上の人が受けたテストです。
このテストをわたしも受けてみました!!
別記事で詳しく紹介する予定なのでしばらくお待ちくださいね。
ネットから申し込むと、価格が異なる2つのテストから好きな方を選んで申し込めます。
個人的には、せっかく1時間かけてテストを受けるのであれば、より詳細な結果が分かる方がいいなあと思います。
それに、自分の強みは何となく分かっていても、弱いところは分かっていないこともあるので、ちょっと高いけど5,850円の方を受けました。
また、書籍を買ってウェブテストを受ける方法もあります。
書籍を買うと、アクセスコードがついていて、上位5つの資質が分かるテストがネット上で受けられます。
中古だと既にアクセスコードが使用済みでテストが受けられないことがあるので、必ず新品を購入するように注意してください!!
どんな仕事があるか調べてみる・向いている仕事を考える
早くから看護師を志して、看護師の仕事にどっぷり浸かっていた方ほど、「他の仕事を」と考えた時に選択肢がなかなか思いつかないかもしれません。
- 看護師以外には、どんな仕事があるのか
- 自分の強みが活かせそうな仕事はどんなものがあるのか
視野を広げて、まずは調べてみるだけでも今いる場所が違って見えてくると思います。
転職エージェントに登録してみる
いろいろ書いてきましたが、実際の求人情報を見てみるのがいちばん手っ取り早いかもしれません。
今すぐに転職する気持ちでなくても、どんな求人があるのかチェックしておくだけで、
- いつでも今の仕事を辞められるという心の余裕ができる
- いざ転職する、となった時にスムーズに動ける
といったメリットがあると思います。
ただ求人情報だけを載せているウェブサイトもあるのですが、転職エージェントを利用することで
- 自分では見つけられなかった非公開求人を見つけられる
- 転職のプロに、企業へのエントリー〜面接日程の調整まで細かく相談しながら進められる
- 人事担当者をひきつける履歴書・職務経歴書の書き方を教えてもらえる
- 応募書類だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝えて選考通過を後押ししてもらえる
などの利点があります。
転職エージェントもさまざまですが、1つ選ぶなら「doda
求人件数20万件以上、80%以上がサイトには公開されていない非公開求人で、ライバルに知られる前に求人情報を手に入れられる可能性が高いです。
せっかく求人検索するなら、会員登録しておきましょう。
どこでもいいから今すぐ転職したい、という追い詰められた気分の時には冷静な判断もできません。
まだ余裕のあるうちに、登録だけでもしておくのがおすすめです。
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看護師を辞めない選択肢もある
看護師を辞めたい!! と思っていたけれど、自分に向いていることをじっくり考えたり、これまでの患者さんとのやりとりなどを思い返して、やっぱり看護師を続けたい!! と思った方もいるかもしれません。
ここでは、看護師を続けることを選んだ場合、どんな選択肢があるかを見ていきます。
職場を変える・働き方を変える
看護師という職業は好きだけど、現在の職場がブラック、合っていないという方は、まずは職場を変えるのがいいでしょう。
また、夜勤など交替勤務が辛い、という方は日勤のみの仕事に変わるのも1つの選択肢です。
個人的には、1つの病院しか経験したことがない看護職よりは、別の職場も経験したことがある方が、広い視野で看護ができるようになると思っています。
派遣ナースなどで看護師スキルを維持する
派遣ナースという選択肢もあります。
どっぷり人間関係を築かなくてよく、いつでも辞めていいと思えることでストレスが少なくなります。
看護職を離れることでスキルが落ちるのが心配、という方も、完全に臨床から離れないことで臨床の勘を鈍らせなくてすむでしょう。
看護師辞めても、また戻ったっていい
看護師を一度辞めたら、もう二度と戻れないということはありません。
看護師の免許は一生モノです。
他の仕事をやってみて、初めて気づくこともたくさんあると思います。
看護師に戻りたくなったら、その経験をもって、胸を張ってまた臨床に戻りましょう。
また、今の時代は、再就職の手助けになるツールも色々あります。
ここでは、そうしたツールを紹介していきます。
看護協会の再就職研修が受けられる
都道府県のナースセンターでは、
- 再就業相談と無料職業紹介
- 再就業支援研修
- 交流会(交流カフェ)
などの事業を行なっています。
「再就業支援研修」では、最新の医療・看護に関する講習や、医療機器を使った技術演習(採血練習などもあり)など様々な研修が受けられます。
看護師が不足している今、再就業に向けてのサポートも手厚いです。
復職支援の講習を見てみたら、わたしも受けたくなりました!!笑
看護技術の参考書も豊富
最近は、看護技術に関する本も色々売っています。
ブランクから「いざ復職する!!」というときにきっと役に立つはずです。
わたしが新人時代に欲しかったと思う本ばかり!!
時代は変わっていくな〜
まとめ
看護職を続ける、別の仕事に転職する、というのには、当たり前ですが正解はありません。
大切なのは、じっくりと考え、自分の選択を信じられるかどうか。
わたし自身は、看護職を離れてみてはじめて、看護職の面白さが分かったし、自分に何が向いているのか改めて考えることができたと思っています。
それは、いろんな背景の方に出会う、現在の行政の仕事にもいきています。
この記事が、あなたが少し立ち止まって考え、前向きに働いて(たまに休んで)いくきっかけになるととても嬉しいです。